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スタッフブログ

低体温症と熱中症

今日は1日中晴れで風も弱く、ヘリ飛行には良い天候でした。
本日の要請は3件、現場出動1件・施設間搬送1件・キャンセル1件でした。

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左)昼の出動、中)支援隊のご協力、右)夕方の出動

現場出動は、昼に要請がありました。
消防機関から「畑で倒れている。熱中症を疑う」とのドクヘリ要請でした。
この時期に熱中症なんてことはないだろうと思い現場に向かいました。
傷病者は意識朦朧としており、会話はできません。
対応した救急隊になぜ熱中症を考慮したか確認したところ、「高体温であること」と「昨年の夏に同様の症状で救急搬送された搬送記録があったこと」が根拠とのことでした。
救急現場で体温測定することや過去の搬送記録を検索することはなかなかできる事ではありません。素晴らしいです。
この患者さんは、現場での霧吹きとヘリコプター内での冷房と冷却した輸液にて、病院に到着する頃には意識は回復されました。

昨日は当救命救急センターに低体温症の方が救急搬送されました。
低体温症と熱中症が混在する時期なんて考えがたいですが、事実です。長野県の自然は厳しい。

本日の担当は、「GUMI」と「こ」でした。


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