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現着後要請・覚知時要請

今日も寒い1日でした。出動は2件(松本広域・北アルプス広域より、各1件)でした。
双方とも現場出動で、外因性1件・内因性1件でした。
本日の2件はいずれも要請するタイミングが素晴らしかったです。

現着後要請:
1件は「動悸」を訴え119番通報(覚知)された事案でした。
動悸はいろいろな原因で起こりますので、信州ドクターヘリの現着前要請基準(キーワード方式)には「動悸」のキーワードは含まれていません。
本事案を対応された救急隊は、傷病者接触時に著しい頻脈と不整脈および傷病者の苦痛からドクターヘリを要請しました。
救急隊現着後要請の形式になります。
多くの事案では、覚知時のキーワードから現着前要請をされることを推奨しますが、本事案のように現場で観察しないと緊急度・重症度が分からないこともあります。
お蔭様で、我々が現場で治療を開始したところ病院へ到着する頃には、動悸を改善(消失)することができました。

覚知時要請:
もう1件は、119番通報(覚知)と同時にドクターヘリを要請する覚知時要請の事案でした。
現着前要請の最速な形式です。
スキー場での外傷事案でした。対応できる医療機関までは救急車で2時間30分以上かかる場所です。
通信指令員の判断で要請をいただきました。お蔭様でヘリコプターにより現場から16分で病院へ到着することができました。
P1040223スキー場へ行く途中低雲の地域がありましたが、無事現場までゆくことができました。
また、本事案ではいくつかの工夫により時間短縮ができました。
①ヘリ着陸地点の安全管理をスキー場のパトロール隊員の方にも協力いただきました。
②救急車内では、傷病者の脱衣が済まされており、すぐに診療(治療)を開始することができました。
P1040234スキー場のパトロール隊員の皆さんの協力により早期着陸できました。

本日の担当はフライトDr「GUMI」とフライトNs「ぴぃchick」でした。


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