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応用編

本日1件の要請で朝一番に出動しました。
内容は応用編で、どう活動すればよいのか悩ましいものでした。
現場は山で場所がわかりにくく、また通常の車輌(救急車など)では到達困難でした。
先着した救急隊とヘリポートは離れており、支援隊も状況がよくわからない状態でした。
要するに我々は着陸して「さあ、どうしよう」という状況だったわけです。

反省点として、
1.情報共有
現場に出動した救急隊、ヘリポートに来てくれた支援隊、そして我々ドクヘリスタッフで情報が共有されていなかったことが活動を困難にしたと思われます。もっとも実際に意識して情報送信や積極的受診を試みても情報共有が可能であったかはわかりません。
実際、情報がないためにどこに行けばよいのか、どのように行けばいいのかわからないまま待機せざるを得ませんでした。結局先着救急隊が手配してくれた(と思われる)車輌が迎えに来ましたが、活動資機材や個人防護具、移動用バックボードなどの準備もあわてておこなったり、結局使用しなかったりなど上手く行きませんでした。

2.方針の決定
上記情報を踏まえて、活動方針を共有する必要がありましたが、現場についた後は搬送優先の方針と思われる救急隊と協議することができず、そのまま搬送優先としました。その方針が誤りという訳ではありませんが、我々は安定化の後に移動することを計画しており、落ち着いて作戦イメージの共有をまず図るべきだったのではないかと反省しております。

困難な状況下でありましたが、こうした事例を振返ることで今後の活動に資することができればとおもいます。
ますは基本に則って落ち着いて活動することが大切ですね。

本日の担当 Dr た Ns3 OJTしんげん


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